ソーシャルワーカー主催学びの場〜大切なものを守り育む営み〜

こんにちは、森山です。
今回は
2026年3月のWell-being Lab.のテーマ「防災と復興」
について見ていきますね!

日本は自然災害が多いですよね。防災・復興と聞くと、能登のことや、2011年の東日本大震災のことを思い出します。
そうですね。
私たちは、2025年9月から、Well-being Lab.学びの場として、地域の方々と「Well-being」×「一つのテーマ」で学ぶ場を作る取り組みをしています。
- 9月のテーマは「防災と安全」
- 10月は「学びと教育」
- 11月は「仕事と経済」
- 12月は「持続可能性」
- 1月は「共生と支え合い」
- 2月は「福祉と包摂」
そして、2026年3月のテーマが「防災と復興」×「Well-being」なのです。
そこで、この記事では「防災と復興」を語る前に、私が今どんな思いを持っていて、皆さんに何を期待するのかということを言葉にしておきたいと思い、まとめて文章にしています。
まず、「防災と復興」を語る前に、2026年2月の「福祉と包摂」のテーマについて、どのような言葉を重ねてきたのかを少しだけご紹介しますね。
IMA LIBRARYの本棚オーナーさんや、とよなかユースLABのメンバー、その他、まちあいの森の活動に関心を持ってくださっている方に、毎朝メルマガをお届けしています。
そして、いただいた意見をもとにまとめた内容を、今一冊の本にする取り組みを進めています。
来月からのテーマは、「防災と復興」ですが、基本的には同様の進め方で、メールマガジンにご登録いただいた方向けにメッセージをお届けし、その方との対話で情報をまとめていきたいと思っています。
ぜひ皆さんと一緒に「防災と復興」について考えられればと思うのですが、この言葉を正面から語る前に、私はどうしても考えておきたいことがあるんです。
それは「私たちの人生において、失いたくない大切なことってなんだろう」ということです。
ものも情報も溢れ、自分たちの想いや感覚よりも「常識的な価値観」「効率的な処理」が優先されかねない時代において、私たちは「何を守り、どんな未来を育てたいのか」ということを考える。
そして、傷ついたものに、どう向き合いたいのかも考えることが大事ではないかと思うんです。
守るということは日々手をかけることかもしれない

大切なものは、気づけば当たり前になり、感謝を失ってしまうのではないか?
そんなことを、最近懸念することが多いです。
信頼関係も、居場所の空気も、地域のつながりも。
あることが前提になってしまう。
でも本当は、少しずつ手をかけ続けることで保たれているのかもしれませんよね?
庭を放っておくと荒れてしまうように、関係も、場も、言葉も、手入れがいるものなのかもしれません。
Well-being Lab.は、何かを学ぶ場所であると同時に、大切にしたいものを一緒に守り、育てていく場所でありたいと思っています。
声の大きさや強さ、判断の速さや正確性、効率だけが尊重されるのではなく、「大切なものとは何か?」
その、大切なものを共有するために、みんなで声を上げることや、判断を間違えないようにどうするかを考えることは大事だと思います。
リスクを負わず、コストを抑えながら大切なものを守り続けるための選択をすることも大事。
でも「大切なものが何か」を見失ったまま、コスパ・タイパを追い求めていると、この先の未来がちょっと心配になってきてしまう。
だからこそ、ここでは、少し立ち止まりながら、自分にとって、自分たちにとって大事なものを確かめていけたらと思っています。
防災と復興について向き合うWell-being Lab.|壊れたものを前にしたとき

災害は、ときにその時の状況すべてを一瞬で変えてしまいます。
住まいも、思い出も、日常も…。
私たちの祖先が自然と身近なところで生活していた時はおそらく、そのようなことに対処するために祈り、感謝するような心を持っていたようにおいもいます。
私たちの生活は、その後どんどん便利になって、物や情報が溢れています。
そのような生活の中で、壊れたものや、壊れそうなものを前にしたとき、私たちはどうしたらいいのでしょうか?
諦めますか?手放しますか?新しいものを購入しましょうか。
もちろん、それもひとつの選択かもしれませんね。
でも、そのような判断、決断に対して、もう少し向き合うことも必要なのではないか?
そんなふうに考えさせられる体験がありました。
そのことについて少しお伝えしますね。
繕いの森という小さな構想〜リペアカフェの取り組みから〜

先日、地域の取り組みの中で、オランダ・アムステルダムのリペアカフェを紹介する映像を観ました。
壊れた家電や服を持ち寄り、みんなで直す場。
その様子を見ながら、私はなぜか心が静かになりました。
ものを修理するという行為は、単にその機能を回復させることではなく、そのものと過ごした時間を思い出すことでもあるように感じ、何かを思い出したからです。
そして、直るかどうかも大事ですが、そのものと向き合うことそのものに意味がある。
そんなふうに感じて、「このリペアカフェの取り組みを参考にして、私も何かやりたい」と思ったんです。
そこから、「繕いの森」という構想が生まれました。
ものを直す場でありながら、もしかしたら人と人との関係や、自分自身の内面をも、少しずつ整えていく場になるかもしれない。
そんな場をみんなで作っていけたらいいなと、今は思っています。
多様なものとのつながり、災害で失われる大切なもの

私は普段から、「人が生きる上で、さまざまな物事との関わりから影響を受ける」とも思っていますし、私という存在が、いろんな関係によって成り立っているということを実感しています。
そして、自分にとっての大切なものの存在があるからこそ、自分があるのかもしれないと思っています。
そんな思いを持ちながら、まちづくりや場づくり、福祉実践などを経験してきて、災害が私たちから奪っていく「大切なもの」について、考えます。
- 住まい。
- 仕事。
- 健康。
- 家族関係。
- 地域とのつながり。
それらが同時に、一気に揺らぐ状態が災害なのかもしれない。
平時であれば一つずつ向き合えることも、非常時には時間も精神的にも、余裕がなくなってしまう。
だからこそ、復興とは建物や道路などの再建はもちろんだけれども、そこに生きる人にとって大切なもの・人・まちなどとの関係の再構築でもあるのかもしれないと思ったんです。
ソーシャルワークというものの見方と姿勢・態度を簡単に共有

私のこうした見方は、「ソーシャルワーカー」として学んできたことも大きいのですが、ここで簡単にソーシャルワークについて共有させてください。
ソーシャルワークは専門職の名前でもありますが、ある意味では「ものの見方」「姿勢や態度」として捉えることもできるのではないかと考えています。
- 目の前の人を大切にし、その人が幸せを追い求められる環境をみんなで作っていくこと
- 声の小さな人や、傷を抱えたり課題に苦しんでいる人の側に立とうとすること
このような姿勢を持つことについて、私は向き合いながら行動し、うまくいかないことがありながらも学び直し、周囲に支えられながら行動を続けています。
そして、私を支えてくださる方々の中には、想いに共感してくださり、一緒にどうしたらいいのかを考えてくださる方がいます。
彼らは、「社会福祉士」「精神保健福祉士」というような国家資格を持っているわけではありません。
ただ、このソーシャルワーカーとしての視点や姿勢、態度は、誰のなかにも芽生える可能性があるのではないでしょうか?
Well-being Lab.は、その視点を一緒に育てていく時間にもしたいと思っているんです。
大切なものを守り、育て、そして修復する

私は、
- 大切なものを守ること。
- 未来を育てること。
- 傷ついたものを修復しようとすること。
この三つは、どこかでつながっているように思えます。
傷つかずに壊れることのない状態を目指すことも大切だけれど、傷ついてしまったあとに、どう向き合うかという文化や姿勢も、同じくらい大切なのではないでしょうか。
来月からのWell-being Lab.では、「災害と復興」をテーマに意見を交わしていきます。
- 何を守りたいのか。
- 何を育てたいのか。
- 傷ついたものをどう扱いたいのか。
そんな問いを持ち寄りたいと思っています。
もし日常のなかで何かを守りたいと感じていることがあるなら、ぜひ一緒に考えてみませんか。
あるいは、傷ついた経験を抱えながらも、もう一度歩みたいと思っているなら、ぜひWell-being Lab.学びの場に足を運んでみてください。
ここは、強さを競う場ではなく、守る力や、修復しようとする心を、静かに育てる場でありたいと思っています。
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